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野崎真弥(のざきまや)

  武蔵野音楽大学音楽学部音楽教育学科卒業。卒業後はモダンフルート、リコーダー奏者として活動し多数の演奏会に出演する傍ら、音楽教室や小中高等学校吹奏楽講習会などの講師をつとめる。NHK指導者用DVDやドラマ「のだめカンタービレ」等に出演。また、多数のレコーディングに参加。
  2011年よりバロックフルート(トラヴェルソ)を学び始め、翌年ブリュッセル王立音楽院古楽科に入学。オーケストラプロジェクトにてソリストに抜擢され、ルクレールのフルート協奏曲、クヴァンツの2本のフルートのための協奏曲を音楽院のオーケストラと共演。第28回国際古楽コンクール〈山梨〉旋律楽器部門第3位。2016年に同音楽院の修士課程を優秀な成績で修了。フルートデュオを結成し,ルネサンスからクラシカルまでのフルートを使ったレクチャーコンサートを定期的に開催。また、『ミディ・ミニム音楽祭(ベルギー)『ルネサンスとバロックの音楽祭』『アンティカ・トリノ(イタリア)などの音楽祭に出演。ベルギーの古楽アンサンブル『ラ・プティット・バンド『レザグレマン』をはじめとし、ドイツでは『ムジカ・アルタ・リパのプロジェクトに参加。また、ブリュッセルの修道院でリコーダー講師をつとめる。2018年秋に帰国し、現在は日本を拠点に活動をしている。
これまでにモダンフルートを中嶋伸夫、神田寛明、野口巳生の各氏に師事し、国内アカデミーでは工藤重典、マクサンス・ラリュー、フィリップ・ピエルロのクラスを修了。リコーダーを吉沢実氏に、バロックフルートをバルトルド・クイケン、フランク・トゥンス、前田りり子、アンネ・プストラウクの各氏に師事。またルネサンスフルートではケイト・クラーク、アン・スミス氏のマスタークラスを受講。





鳥生真理絵(とりうまりえ)

 ベルギー在住バロックヴァイオリン奏者。桐朋学園大学音楽学部、同大学院大学を卒業後、2013年に渡欧。ベルギー・フランダース政府奨学金を得てブリュッセル王立音楽院にてイザイ演奏の第一人者であるP.グラファン氏にフランコ・ベルジャン楽派のヴァイオリン奏法を学び、2015年、同音楽院モダン・ヴァイオリン科修士課程を優等で終了。渡欧と同時にバロックヴァイオリンを本格的に始め、2018年、古楽器科修士課程を最優等賞付きで卒業。現在はベルギーを拠点に、レ・ムファッティ、イル・ガルデリーノ、バッハ・プリュス、キュレンデ、オーケストラ・ファン・ヴァセナ―ル、フォーモーザ・バロック等の古楽オーケストラの公演に定期的に参加するほか、。チェンバロ奏者﨑本麻見とのアンサンブル「デュオ・インヴェンツィオ―ネ」を主宰し、J. S. バッハのヴァイオリンとチェンバロの為のソナタを中心レパートリーに、1720年以降にフランス及びドイツで発展した「チェンバロとヴァイオリンのための作品」のレパートリーの開拓、演奏活動を行うなど、ヨーロッパ、日本、アジアで演奏活動を精力的に行っている。ユトレヒト国際古楽音楽祭、ブルージュ古楽音楽祭、ムバファ音楽祭、ミディ・ミニム音楽祭等のヨーロッパの主要な音楽祭に参加。これまでにモダン・ヴァイオリンを西藤美恵子、藤原浜雄、天満敦子、フィリップ・グラファン各氏に、バロック・ヴァイオリンを寺神戸亮、フランソワ・フェルナンデス、戸田薫各氏、室内楽を上田晴子、ペーター・ファン・ヘイヘン、クリス・フェルフェルスト、ヘルマン・スティンダースの各氏に師事。






折原麻美(おりはらあさみ)

国立音楽大学音楽学部音楽文化デザイン学科にて、音楽学を学ぶ傍ら、学内で2006年より笙を、2007年よりヴィオラ・ダ・ガンバを履修。音楽実践と研究の両点から音楽を読み解くことの重要性を説いた卒業論文が評価され、卒業時に有馬賞を受賞。2010年に渡欧、ブリュッセル王立音楽院古楽器科へヴィオラ・ダ・ガンバで入学。2013年に優秀賞付きで学士課程、2016年に優秀賞付きで修士課程を修了。2017年、現代音楽に焦点を当てたプログラムのもと研究科を優秀な成績で修了。2009年、2014年日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会より、2013~2017年埼玉県より奨学金受給。
 2015年、リエージュ交響合唱団によるJ.S.バッハ「ヨハネ受難曲」のソリストを務める。また、ベルギーのラジオ局RTBF主催ムジーク・トロワ祭、ミディ・ミニム音楽祭(ブリュッセル)、ユトレヒト国際古楽音楽祭等ヨーロッパの主要な音楽祭に出演するほか、コンセルトヘボウ・ブルージュ、ブリュッセル・サン・ミッシェル大聖堂等の世界有数の建造物にて数々の招聘演奏を行う。2017年秋に帰国、日本を基盤に活動を開始。2018年より日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会理事。
 これまでにヴィオラ・ダ・ガンバを神戸愉樹美、フィリップ・ピエルロ、上村かおり、坂本利文、ジョルディ・サヴァル、マリアンヌ・ミュラー、パオロ・パンドルフォ、フリーデリケ・ホイマン、サビーナ・コロンナ各氏に師事。室内楽を古山和男、大塚直哉、バルトルト・クイケン、ポール・ドンブレヒト、ヘルマン・スティンダース、ヤン・ド・ヴィネー、フランソワ・フェルナンデ、アラン・ジェルヴロー各氏に師事。




名越小百合(なごやさゆり)

ブリュッセルを拠点にフォルテピアニスト・チェンバリストとして活躍している演奏家。桐朋学園女子高等学校、桐朋学園大学、桐朋学園大学院大学を修了。修士論文「ピアノの変遷史について」を書いたことを切っ掛けに、作曲家自身が当時使っていた”歴史楽器”に興味を持ちチェンバロを始める。その後ベルギー政府の奨学生として、ブリュッセル王立音楽院フォルテピアノ科を特別栄誉賞付きディプロムを得て修了、室内楽奏者としても高い評価を受けた。2014年、ヘールフィンク国際フォルテピアノコンクール入賞、併せてスクエア・ピアノ・アワード入賞、受賞者として収録した演奏がオランダのクラシック専用チャンネル ”Radio4” で放送される。この コンクールのレポートは月刊「ショパン」に掲載された。2015年、ローマ・フォルテピアノ国際コンクール 〈M. クレメンティ賞〉 優勝。2016年にイタリアのトリエステで行われた The WunderKammer Festival に招待されたのを皮切りに、The Festival resonances(ベルギー)への参加やアントワープの歴史的なホールAmuzでの演奏会、ローマのAccademia Filarmonica RomanaやフィレンツェのAccademia Bartolomeo Cristfori でリサイタルを行うなど、ヨーロッパを中心に積極的な演奏活動を行っている。2019 年、チェンバロ・コンペティション"Wedstrijd Vlaamse Klavecimbeldag"2位受賞。またフォルテピアニストとしてアントン・エーベルルの作品を集めたデビューアルバムをBRILLIANT CLASSICSより発売予定。これまでにピアノを佐藤鈴子、権藤譲子、野島稔の各氏に、チェンバロを有田千代 子、Ewald Demeyere 、Kris Verhelst、Herman Stindersの各氏に、フォルテピ アノをPiet Kuijken 、Boyan Vodenitcharov、Bart Van Oortの各氏に、室内楽 を藤井一興、寺神戸亮、有田正広の各氏に師事。2019年よりブリュッセル王立音楽院嘱託伴奏員。